HACCP(食品安全衛生)コンサルタントインターナショナル株式会社
かつて食品の安全衛生の確保のためには、最終製品を無作為に標本抽出して検査したり、工程の状態を部分的に抜き取り検査するのが業界または規制当局の手段の主流でしたが、この手法は本質的に事後的なものであって予防的でないことが欠点でした。HACCPは「危害分析・重要管理点(Hazard Analysis and Critical Control Points)」の略で、このプログラムでは、検査の結果何らかの汚染が見つかるのを待つのではなく、ほかの製造業で用いられている「プロセスコントロール(工程管理)」手法に類似した予防的なアプローチを採用します。生産プロセス全体を分析し、汚染が発生しそうなポイント(重要管理点)を特定、これらに対し科学統計に基づいた管理を適用するものです。
HACCPシステムとは
HACCP とは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の 危害をあらかじめ分析( Hazard Analysis ) し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという 重要管理点( Critical Control Point ) を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生 管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関( FAO )と世界保健機関( WHO )の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
HACCPによる管理例
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